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沿 革

① ずっと奈良の地で!―笹田織物の誕生―
 

笹田織物の誕生は、なんと100年以上前。
明治44年(1911年)に笹田梅吉が奈良県田原本町で織物業を創業したことに始まります。
いにしえの大和の時代より人が住み都のおかれた奈良の地は、織物が盛ん。
江戸時代には木綿の栽培が盛んにおこなわれ、大和木綿・大和絣が有名になりました。
さらに奈良では、これらの技術を使って木綿の蚊帳を開発。
安価で実用的であることから、蚊帳が庶民に普及することになりました。
笹田織物もそのような蚊帳生地を手織りすることから事業をスタートしました。



② いつまでも手織りしている場合やない!―機械の導入―
 

蚊帳生地や大和木綿の需要が増えていく中で、笹田織物は機械を導入して行きます。
 大正10年(1921年)に力織機(りきしょっき)を導入。
蚊帳生地や大和木綿を高速・均一な品質で生産できるようになりました。

昭和28年(1953年)には遠州坂本式SO-AHC型自動織機を導入。
 これは、古来の手織り機そのままのシャトルがゆっくり往復するタイプのもので、
なんと今でも現役で活躍中!
なにぶん動きがゆっくりなので、出来上がるのに時間がかかりますが、新しい機械ではできない、独特の柔らかく優しい質感に織り上がります。



③ 時代の変化に取り残されるな!―新しい分野への挑戦―

 

昭和52年(1977年)からはドビー織り襖地の製造を始めました。

好調に売り上げを伸ばしていた蚊帳生地ですが、昭和の中頃から住宅事情・生活スタイルの変化によって需要が減少。
えらいこっちゃ!というわけで明治時代から蚊帳生地で培った粗目織りの技術を活かし、襖地や壁布の生産を開始することになりました。



④ ここまで来たら株式会社や!―笹田織物株式会社に―

 

昭和59年(1984年)笹田織物株式会社となりました。

明治~大正~昭和と、時代の変化も確かな技術と工夫でくぐりぬけ、信頼できる製品をお届けし続けて、ついに株式会社に。
これもひとえに製品をご利用してくださるお客様のおかげです。感謝!



⑤ もっと先へ!―新製品の開発そして未来へ―

 

平成22年(2010年)より、伝統の蚊帳織りの技術を活かしてファッション小物に進出。
やわらかストールや蚊帳ふきんなどの新製品も続々誕生しています。

この蚊帳織りの技術を活かして、もっと何か良いものが作れないか?
試行錯誤を重ねた結果、初めてストールの製作に着手しました。
伝統の技術と織機そして自然素材を使うことにより、極上の柔らかな手触りを実現。
その後バリエーションをどんどん増やし、今では多くのお客様にご愛用いただいています。
これからも立ち止まることなく、広くアンテナを張って時代の流れを読み、伝統の技術を大切にして、新しい物づくりにチャレンジして行きたいと思っています。

沿革1
沿革2
沿革3
沿革4
沿革5
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